「世界はすでに破綻しているのか?」を読んで

「世界はすでに破綻しているのか?」を読んで
   

今回は、高城剛さんの「世界はすでに破綻しているのか?」を読んでみました。
高城さんの本はよく読むのでいます。
この本は経済の側面が強い本なのですが、現地で取材された内容が載っていたり、かなり勉強になりました。

「世界はすでに破綻しているのか?」を読んで


我々が疑いもせずに信じてきた社会システムや資本主義は、いつか必ず崩壊する

QOL(クオリティ・オブ・ライフ)と呼ぶ「生活の質」を豊かにすることを真剣に考えていた。どんなに安くて便利でも、価値のないものに金を出すのは「間抜けの象徴」
社会に変化が起きるその瞬間は、むしろ新しいチャンスなのだと思う。それはきっと、欲望に振り回されるのではなく、無理なく楽しくクラス日々を手にするきっかけとなるだろう。

危機を乗り越えるための安易な解決策として、現物でもマネタリーベースでも、通貨を増やすことは、破綻の第一歩であることを、ソ連は教えてくれている。
ロシア経済は、原油価格の上昇とともに回復をしていったが、急速な市場化、国家破綻の先にあったものは、一部の「ニューリッチ」が富を独占し、食べ物にもこと欠く大量の「ニュープア」を生まれる未来だった。

破綻に導いたのはアメリカが中心のヘッジファンド、助けるのもアメリカが中心のIMF、はおかしいといを唱え、真っ向から対立する施策を打ち出したマレーシアは、結果的に短期間で経済が回復する。
韓国が国家破綻した後、多くの韓国人は活路を海外へと見出だすしかなかった。英語力を徹底的に身につけ、いかなる場所であろうと、国家に頼らずひとりで暮らしていく力を備え、今や成人の10人に1人の韓国人が海外で暮らしている。「国」は助けてくれない。信じられるのは「己」だけとなった。

アルゼンチン国民は悲壮感を漂わせることなく、着々と自衛の準備を進めている。地下銀行や、ブツブツ交換など。日本人が地震に慣れているのと同じで、破綻を当たり前のように感じている。ただ、巻き添えを食らうのはゴメンだ。

スペインが日本と違ったのは、ジャーナリズムがこの天下りの腐敗を見つけ出すなど、国を良くしようとするメディアと市民団体の考えが一致しているところだ。
ギリシャが破綻したら、国営企業の多くは民営化され、ほとんどが外資のものになるだろう。
欧州での金融危機の根底には、ヨーロッパの南北王族の戦いであり、民族の戦いである。
破綻が近づけば、「近しいフリをして」人々が救済策を持って現れ、資産が買い叩かれるのは、企業でも国でも同じである。それを仕掛けようと待ち構える人も少なくない。
トロイカ(EU,欧州中央銀行,IMF)の仕事は、財政支援のフリをして、美味しい所だけを吸い上げることと、締めつけの監視を徹底すること。企業のM&Aと同じさ。
これからの時代は、どこの国、どこの金融機関だろうが、「銀行に預けた方にも責任が発生する」と理解しなければならない。

破綻によって儲かる者が必ずいることも、忘れてはならない。
身の丈にあった生活が1番である。ある日収入が無くなったとしても、最低限の生活を続けていける基板があるかどうかが重要であると考えている。

インフレとその抑制政策を間違えた時、資本家と金融業者のみが生き残り、多くが転落する。それが必ず起きることは歴史の教えだ。
経済成長率が低くなった国家では、お金は持っているものだけに集まり、貧富の差は拡大するのは歴史の教えであり、それを是正するには大きな社会的変化が必要(戦争、デフォルト)

テクノロジーを使いこなす人とテクノロジーに溺れてしまう人では、ますます差が開いてしまっている。
世間の様子がどこかおかしい、と肌で感じたとき、それまでの考え方と距離を置かなければならなかったのに、「やがで戻る」「どうにかなる」と、楽観的に思い込んでしまった。ずるずると欲望や時の流れに身を任せていた人々は淘汰されることになった。
常に自分を見失わず、自分なりの「異変」を感じたら、誰に何を言われようが、即座に変わり身をすること。大きな社会変化が差し迫った時代のなかで、生き延びる秘訣はそれに尽きると、僕は思っている。

破綻に対向する

「ダーチャ」と呼ばれる家庭菜園があり、自給自足ができる環境にあった。(ソ連)
農業で暮らしている。仕事はなくても、郊外の土地は余っており、ワイナリーや有機栽培なども盛んになっている。(アルゼンチン)

略奪者

闇市場でうまく商売をしていた一部の人々。(ソ連)
民営化によって国有企業の払い下げを受け、財をなした新興財閥。彼らは、ルーブルといち早くドルに交換し、巨額と富を得た。(ソ連)
アジアの通貨危機で、世界恐慌の元凶となった「グラス・スティーガル法」が廃止され、投資銀行と商業銀行の兼業を認めてしまったことで、さらなく狂乱を招くことになった。
ギリシャ危機でも、アメリカ・イギリスのヘッジファンドから投機的な攻撃を仕掛けられ、国債価格の暴落を招いたともいえる。

最後に

不確実性な世界では、しばしば過去の出来事が参考になります。
おそらく、今後世界情勢は今より大きく変わっていくと思うので、この過去を上手く活かして準備をしていかなくてはいけません。

1つのモノに依存しない

この場合、国や通貨がそれに値します。
何もないことに越したことはありませんが、「お金の価値がなくなる」「いつ銀行からお金が引き出せなくなる」かもしれません。
円以外の資産を持って置く必要があると思います。

また、国も何か起るまでは何もしてくれませんし、起こっても助けてくれないと考えて行動したにといけません。
自分の身は自分で守る。
ですので、海外でも生活ができるように「英語」くらいは話せる(わかる)ように勉強をしていきたいと思います。
この辺りは、本で書かれているデフォルト以後の韓国の人たちが参考になるのかもしれません。

国家も不正や粉飾をする。

色々なメンツのために、国民の生活を守ること以外に行動する国や政治家はたくさんいます。
与えられた情報をそのまま鵜呑みにするのは危険です。

住宅バブル

過去、何かしらの出来事がおこるまえには不動産バブルが発生していることが多いです。
これは、余った資金が行くあてもなく不動産に向かっている状況なのですが、その資金をひとたび引き上げられると崩壊します。
現在は、海外の投資家がほとんどですし、ヘッジファンドと呼ばれるとりあえずお金を稼ぐ投資家も多いです。
ですので、何かバブルになっていないか注意が必要です。

金融政策を取れない

金融政策(金利引き上げ下げ、変動)など、通貨を自由にコントロール出来ないことは、とても危険なことと感じました。
ユーロ圏に属していると、この決定ができないので一方的に被害を被ってしまいます。

色々な情報を集めて、何か異変がないのか、違和感がないのかを感じることができるようにしていきたいです。


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