バラ色の未来?「オートメーション・バカ」を読んで

バラ色の未来?「オートメーション・バカ」を読んで
   

今回は「オートメーション・バカ」という本を読んでみました。

オートメーション・バカ -先端技術がわたしたちにしていること-オートメーション・バカ -先端技術がわたしたちにしていること-
ニコラス・G・カー,篠儀直子

青土社
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今、私達の生活はさまざまなテクノロジーに支えられています。これが、時間の節約につながり、色々と別のことに時間を使えるようになりました。
ただ、快適な生活の反面、色々と失っているものもあるというのが、この本に書かれていることです。

オートメーションの弊害


経済面

これは、以前から言われているのですが、オートメーションが発展し自動化されると、人間が必要無くなります。
これは職が無くなることを意味します。
過去、産業革命が起こった時にも同じようなことになりました。
経営者にとっては人件費の削減になりますが、労働者にとっては大問題です。

人間面

オートメーションの弊害として、「車の自動運転」と「飛行機のオートパイロット」について記載があります。
全てのことを機械に任せて、人間は機会が正常に動いているかどうかの監視を行っているのですが、もし機会が正常に動かなくなった場合に人が上手く対応できるかに疑問を投げかけています。
普段から機械にまかしているので、いざというときに正常な対応をとることができない恐れがあります。

また、いつも機械に頼ることで、本来人間に備わっている感覚が低下することも危惧されています。
このわかりやすい例は、方向感覚や位置感覚です。
今は、スマートフォンに地図アプリがあるので、事前に調べていなくてもこのアプリを使えば代替の位置がわかります。
確かに便利ですが、自動運転と同じようにイザ地図アプリが利用できなくなった場合(圏外や電池が切れるなど)、とても困ってしまいます。

感覚が衰えることだけでしたら、まだマシです。
このように脳を使わなくなってしまうと、記憶力を弱めます。
これが色々な病気をもたらす原因になるのではと現在研究されています。

人間を中心にオートメーションを設計する。

考えること、または知識を獲得することが、しばしば安楽椅子に座って行なることとは程遠い。行動をすることは考えることであり、考えることは行動することである。
人は機械の監視役ではない。
機械の速度や正確さを利用するだけではなく、能動的で、注意力を持っていられるように、役割と責任を分担させることが必要である。
人間のパフォーマンスに適応し、これを補い、増幅させるために機械(テクノロジー)を利用する。(人間中心的オートメーション)

最後に

未来を展望する際、機械の自動化は避けて通れない議題です。
人間のやっていることを全て機械に任せる時代がくるかどうか?機械が自我をもって、戦争を仕掛けてくる(ターミネーター)など色々と想像はできます。
今回は、このオートメーションによる負の側面が書いてあります。

特に飛行機の自動運転は、この本を読むとちょっと怖く感じました。優先順位が機械の方が上なので、いざパイロットが操作を支持してもそれを無視する場合があるとのことです。
通常、機械は正確で間違いを犯すことはないのですが、例外的なバグや電源喪失など、不足の時には役に立ちません。
その際にどのように対応ができるかを予め認識をして利用しないといけません。

オートメーションはバラ色の世界ではないので、今まで通り自分で何かをできる力もつけていかないといけませんね。

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