今回は、以前に読んだ「クリエイティブを共有」がとても良かったので、その作者の過去の作品を読んでみました。 この本は、ページ数や文字数も少なく一気に読むことができました。 その中から、個人的に大事にしたいと感じた部分をまとめて行きたいと思います。
【クリエイティブを共有!!についてはこちら】
クリエイティブの授業
人はアドバイスをする時、過去の自分に語りかけているんだと
アーティストのように「盗め」
オリジナルなんて存在しない。元ネタを知らないだけ
アーティストなら、無から生まれるものは何もないとわかっている。創作活動には必ずベースがある。100%オリジナルなんてモノはないんだ。
どんなアイデアも、今まであるアイデアの組み合わせ(組み換え)でできている。
盗ったモノは記録しておこう。そのために、ノートとペンを持ち歩こう。別にデジタルでも構わない。 盗みたいものを記録し、アイデアに困ったときに開いてみよう。
自分探しは、後回し
モノを作り、仕事をしてこそ、自分を知ることができるんだ。
足を踏み出すのが怖い。それは自然な感情だ。誰だって本物になる前は偽物なのだ。
自分の読みたい本を書こう
一番大切なことは、知っていることではなく、好きなことを書くことだ。自分の読みたいストーリーを書こう。
僕たちは、ひとつの作品が好きになると、もっと欲しくなる。続きが知りたくなる。その欲求を創作エネルギーに変えればいい。
君の大好きな作品に比べて、足りない部分はどこ?どうすればもっと良くなる?
ようするに、自分のしたい仕事をすることさ
手を使う
パソコンはモノ作りの間隔を奪う。一日中パソコンの前にじっと座っていたら、頭がおかしくなる。だから体を動かさなくてはいけない。
本業以外も大切
本当にうまくいくのは「副業」の方だ。副業とは今まで気ままにやっていると思っていたこと、単なる遊びでやっていると思っていたことだ。
たくさんの仕事を同時に進行させて、気ままに切り替えられるようにしておくといい。
ただ、ずっと仕事をしているのはよくない。創作する人間には、何もせずボーとする時間が必要だ。ぶらぶら歩こう。
情熱を傾けられることが2つ3つあるのなら、それを1つにすることはない。捨てちゃダメだ。
趣味とは自分だけのための活動だ。お金を稼ぐことでもなければ、有名になるためでもない。ただ楽しいからする。
作品の一貫性なんか気にしなくていい。君が作ったという事実が作品を繋いでいるから
みんなで共有しよう
無名を存分に楽しもう。有名になる秘訣は「いいものつくって、みんなと共有する」これだけだ。
ただ、「いいもの」を作るのがとんでもなく難しい。近道はない。日々、何かを作るしかない。
共有するのは簡単だ。仕事をオープンにして、みんなに聞けば、相手から学べる。
ただ、何もかも共有する必要はない。種を明かすのが不安なら、「点」だけを共有すればいい。
場所にこだわらない
住む場所は仕事に大きな影響を与える。家を出られる時がきたら、出たほうがいい。一度は出てみよう。 すっと同じ環境でいると、脳が慣れきってしまう。別の土地に行って、まったく違う仕事をしている人と話をしてみよう。世界が新しく見えると、脳が活発に動き始める。
友をつくって、敵は無視
友達を作る一番の方法は、「褒める」ことだ。
僕がオススメするのは「公開ファンレター」だ。インターネットはうってつけの道具だ。君の大好きな人の作品についてブログに書いて、リンクを貼ろう。
相手が君の作品を見てくれるかはわからないが、大切なのは見返りなんて気にせず、相手に賞賛を示し、そこから新しい作品を作ることだ。
平凡に生きる
創作にはエネルギーが必要だ。他のことにPowerを無駄遣いしていたら、エネルギーが持たない。
急に人生が終わることはない。しっかり食事をとって運動し、睡眠を取ろう。
大好きなことで生計をたてるとしても、その段階にたどり着くには、時間がかかるだろう。それまでは定職に就こう。
定職は社会のつながり、そして習慣をあたえてくれる。日課ができれば、創作に割り当てる時間を計画することができる。
惰性は想像力を殺す。だから、習慣が必要だ。
最後に
私の場合、色々な画像を作成する時に、いつも非常に苦労をしています。 その苦労は、「デザインを考える」「実際に描く」の2つあるのですが、前者が一番大変です。
今回の本で「盗む(参考)」について書かれているのですが、私もほぼ独力で考えたものはなく、何を参考にしています。 Googleの画像検索で調べる場合もあるし、色々なゲームをやってみて気に入った部分を参考にすることが多いです。今作っているゲームに関しては、実際に写真を取りに行って、その写真を元に作成をしたりしています。 このデザインが決まれば、後はそれに沿って動けばいいだけです(「実際に描く」のは大変なのですが、)
このアイデア出しの時間が今、とても長いのが課題です。 普段から、「良いもの」のストックを増やして行く必要があるのではないかと考えています。そのためには、色々なものを実際に見て判断しなくてはいけません。 見るだけではなく、記録もしっかりつけないといけませんね。
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