田原総一朗責任編集 2時間でいまがわかる!中国人の金儲け、日本人の金儲け ここが大違い! (田原総一朗責任編集2時間でいまがわかる!)
この本は、今回田原さんとインタービューされている「宋文洲」さんのメールマガジンを取っているので買ってみました。
宋さんは東証一部のソフトブレーンを起業して起業家としても優秀な方です。今はコンサルタントをされているみたいですが、メルマガや著書を見る限りその文才や考え方にも惹かれます。考え方が似ているので非常に親近感があります。
話の中で、元ライブドア社長堀江さんや村上ファンドの村上さんについても言及されていて面白いです。
今の会社もそうなんですが、「根性さえあれば何でもできる」「ベンチャー魂を忘れるな」等おかしな文化が日本企業に蔓延っています。反面教師として見ていますが、やはり組織がおかしいと思ったような売り上げは上がらないものです。 うまくいっていないのを周りの環境のせいにするのではなく自分自身の問題としてとらえ、自分の考えを持っていきたいです。
<メモ 本文抜粋>
- 日本は生産コストは安いが、売るためのコストが高い
- 自分の無知をさらけだすのは、恥の文化ではない。無知のままだまって隠す方が格好悪い。
- 「大」に憧れるのは、自分に自身がない証拠
- バブルとは「価値の変化」
- 「お前を育てる」って言うやつはだいたい媚を売るだけです。「あなたに育てられた」って言うやつは育てたふりをしてポストと金を要求しているのです。
- 経営者として実力がある人間は、自身があるから人間として話す。無能は経営者に限って組織でものを言う。
- 社是やスローガンをあちこちに張っている会社は良い会社ではない。
- 会社で何かが増えるときは、よくない兆候と見て注意したほうがいい。
- ビジネスは世直しではない。基本的には人様から嫌われちゃ駄目なんです。
- 大樹に寄ってこない者は、空気を乱す者として「正義」の鉄槌を下す。
- 生きる力とは失敗に耐える力だ。