BOOKQUESTを作成した時に、何を利用したかを振り返ってみます。
プログラム
【BOOKQUEST】は、cocos2dですべて作成しています。
cocos2d for iPhone |
それまで、色々なiPhoneでゲームが作れる本などを読んできましたが、自分がアクションゲームを作るイメージがどれも湧きにくいものでした。その中で、cocos2dは2Dのアクションゲームが一番作りやすそうだったのと、比較的初心者でも扱えるのではないかと少し触って感じたので利用することにしました。
cocos2dのバージョンは2.0。当初は1.xで開発をしていましたが、メモリーリークの問題でバージョンアップをしました。
ジョイスティックとボタン
ジョイスティックとボタンは、「SneakyInput」というライブラリーを使っています。
sneakyness/SneakyInput · GitHub |
これは、cocos2dの本に載っていたので、そのまま利用をしています。比較的導入は簡単でした。
グラフィック・画像
画像は、PhotoshopとIllustratorで作成をしました。 キャラクターやマップなどは「Photoshop」を使ってドット絵を描いています。それ以外はIllustratorを使って作成しています。ツールがとても素晴らしいので、これまで絵も全く書いたことなかった私でも最低限のモノが作れたのかなと思っています。 ただ、優れたツールを活かすためにも、基本となるデッサンやイラスト、パースなど、絵を書く際の技術は必要です。これは、一朝一夕では身につかないので、勉強をしていかなくてはと思っています。
補助ツール
1,「TexturePacker」 作成した画像データは、そのままxcodeに追加して利用するのではなく、「TexturePacker」を使って、プロパティリスト(.plist)で取り出しやすくして利用をしています。
【cocos2d】ゲーム開発者が知っておきたい「TexturePacker」の3.xへのアップグレードにともなう注意点と変更点 | albatrus.com |
これを使えば、画像サイズを圧縮でき、アプリのサイズを小さくすることができます。
2,「GlyphDesigner」 日本語のフォントを作成する際に利用しました。 詳しい利用方法はこちらから。
【cocos2d/unity3d】簡単に日本語表示用のフォントが作れる「GlyphDesigner」の使い方 | albatrus.com |
3,「ImageOptim」 これは今回のアプリだけではなく、色々と使えるアプリケーションです。 画像のサイズを圧縮してくれます。
ImageOptim — make websites and apps load faster (Mac app) |
4,「Tiled」 cocos2dで使えるタイルマップが簡単に作成できるツール。
Tiled Map Editor |
私は、大小200以上のタイルを作成していると思います。
音楽
音楽と効果音は、LogicProとBfxrを使いました。
[自作] ゲームの「効果音」を作成する方法 | albatrus.com |
正直LogicProは、全然使いこなせていません。
色々調べましたが、あまり使い方の情報がなかったので、とりあえず触って触って慣れていくように使っています。特にシンセサイザーなどの音を作り出す機能は全然わからないので、LogicProに収録されている音源をそのまま利用しています。(音源はたくさんあるので、これを選ぶのも大変です)
Logic Pro
カテゴリ: ミュージック
価格: ¥17,000
プロモーションビデオ
簡単ですが、PVを作った際に利用したのが「Javie」というツールです。
[Mac] 動画編集フリーソフト『Javie』の使い方 | albatrus.com |
とりあえず作ったレベルのモノしか作れなかったのは、私が動画編集について全然理解、技術がないからなのですが、普段テレビや動画サイトで見かけるようなモノがどうやってら作られているのかをもっと調べないといけないと感じています。
さいごに
[BOOKQUEST]は、とりわけ何か特殊なツールを使って作成したものではありません。cocos2dもたぶん半分も理解していないと思います。特殊なコードも書いていないし、数学的な関数を利用もしていないです。時間をかければ、初心者でもそれなりのアプリができるのはcocos2dというゲームエンジンがいかに優れているかを証明していると思います。