アプリを作成する中で、デザインの「センス」が無いなと感じ、本屋さんで見つけた「センス」に関する本を読んでみました。 2冊読みましたが「今日からセンスを君の武器にしよう」の方が個人的にためになった感じがします。
そこで、「センス」とは一体どんなものかを考えてみました。
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「センス」がいいとは色々な考え方を知っていること
私は、特にデザインに関しての「センス」とはどのようなことか気になっていたのですが、結論としては「数を当たって、その中から真似をして、真似をしたことで学んだことを、自分の方法として生かす」ことで「センス」が磨かれると感じました。
数を当たる
数を当たるとは、とれだけ「良いモノ」に触れたかということ。 これは、デザインでいうと美術館にいったり、映画をみたり、写真を見たりなど、とにかくたくさんの作品を見ることです。 また、デザイン以外でも同じです。 まずは、引き出しを増やすこと。これが大事だと思います。
色々な課題にぶち当たった時には、この引き出しが多ければ、答えが潜んでいる率も高くなります。
真似をする
良い物に巡り会えたなら、その真似をしてみる。 どういう作りをしていて、どんな色使いをしているのか。 世の中には、本当の意味で新しいものはありません。
自分の方法として利用する
「真似」をした時に感じたことを、自分の方法として利用する。 たくさんのモノを真似すれば、色々なことがわかってきます。 それを、組み合わせれば、新しい方法、自分のデザインとして昇華できるでしょう。
デザインには時代性があります。この時代性を掴むことが大切。
センスを磨くためにしたほうがいいこと
センスを磨くための一例。
映画館
できれば映画は映画館で見る。 短い時間でのストーリーや見せ方などが勉強できる。 また、「巻き戻し」ができないので、集中して情報を集めることができる。
美術館
絵や彫刻などの作品は見ている人に必ず何かを伝えようとしています。 それを「想像力」を働かせて、どうしてこの絵を書いたのかなどを考える。
はやりのスポット
みんなが集まる理由を、実際に出向いて考える。 大事なのは「とりあえず一回は行く」こと。 流行にも何かの理由があるはず。
最後に
私自身、何をするにも引き出しの数が足りてないなと感じます。 ゲームを作っているのですが、システムやデザイン、音楽などを考える時に独自のモノが思い浮かぶことがまずないです。 こんな感じのゲーム(具体的なゲーム名)が作りたいから、どういう風にしていくかを考えています。 だから特定の作品に似てしまっています。
引き出しが多ければ、ここはこのゲームから、あそこはこのゲームからと組み合わせることで、これまでに無いモノができるのでしょう。 ゲームを開発する身としては、色々なゲームをしたり、また絵、音楽、その他色々なモノに触れていかなくてはいけないと感じました。