ゲームの音楽・効果音を作成するなかで、どのフォーマットを利用するかどうか迷うところです。音質や容量、ハードの関係で同じファイルを使い色々な音楽ファイルのフォーマットに変換できる方法を調べてみました。 個人的には.mp3フォーマットが一番軽くcocos2dとの相性もよさそうだと感じています。
今回紹介する方法は2つあります。
どちらもMacに付いているソフトなので無料で使えます。
Macのターミナルを利用する
音楽ファイルのあるディレクトリに移動する
ディレクトリとは、フォルダの階層みたいなものです。
例、下記画像赤枠が「ニュージック」というディレクトリの中身です。
まずは、元になる音楽ファイルのあるディレクトリにターミナルを使って移動します。
ターミナルを立ち上げると、最初はUserのディレクトリに入っていると思います。ここから移動させるためにcdコマンドを利用します。 [c] your-Mac:~ username$ [/c]
$の後ろにcdをつけます。 [c] your-Mac:~ username$ cd [/c]
次にディレクトリの場所を指定します。 [c] your-Mac:~ username$ cd /Users/username/Music [/c]
場所のディレクトリが長い、もしくはわからない場合は、下記のようにフォルダをドラッグアンドドロップすれば自動的にターミナルに入力されます。
入力が終われば、Returnキーを押せば移動完了です。
[c] your-Mac:Music username$ [/c]
ターミナルのコマンドについて詳しくはこちら。
フォーマットを変更します。
同じターミナルを利用して、音楽ファイルを変換します。 afconvertというコマンドを使います。
例、mp3からcafにフォーマット変換 [c] your-Mac:Music username$ afconvert -f caff -d ima4 -d LEI16@22050 input.mp3 output.caf [/c]
caffは変換するフォーマット名、今回は.caf input.mp3の所には、元になる音楽ファイルを指定 output.cafは、変換後のファイル名を指定します。
LEI16@22050の意味
(little endian, 16 bit, 22kHz)という意味で、16ビット、22050ヘルツに変換することを意味しています。 16や22050の数値を変えれば、音もその分変化します。
このコマンドを実行すると、ディレクトリ内に新しく変換された音楽ファイルができます。
参考サイト
iTunesを利用する
画面右上から、iTunesの「環境設定」をを開きます。
読み込み方法を、変換したいフォーマットに合わせます。
ACC,AIFF,MP3などがあります。
ここで設定が完了です。
後は、iTunesの中にある元の音楽ファイルにマウスを持っていき、「右クリック」を押せば
「〇〇バージョンを作成」という項目があるのでここを押すと、新しいフォーマットの音楽ファイルが作成されます。(◯◯はフォーマット名)