今回はiPhone上で使える日本語フォントのつくり方を紹介します。私はcocos2dを使っていますが、この日本語フォントテクスチャはUnity3Dでも使うことができるみたいですので、iOsでゲームを作りたいかたにはとても役に立つと思います。GlyphDesignerというツールを使うのですが、非常に簡単に日本語のフォントができます。
cocos2dで使う日本語フォントをどうしようと調べていたら、@SeasonsがこんなTweetしていた。 ということでGlyphDesignerを使ってみることにしました。
GlyphDesigner
まずこちらからツールのダウンロードして下さい。 GlyphDesigner は有料ソフトで2500円必要ですが、ダウンロードは無料でできます。
Glyph Designer - Angel Code Bitmap Font Editor - Like Hiero, bmGlyph - iPhone iPad iOS OSX Cocos2D Unity Sparrow Corona
画面の見方 緑枠:保存、フォントの読み込み、フォントの書き出しなんどをする所。 赤枠:フォントを編集する所 青枠:使用するフォントの選択する所
日本語に対応するフォントを読み込む
まずは日本語に対応したフォントをGlyphDesignerに入れます。 フォントはMacに入っているモノを利用するか、フリーフォントもしくは自作フォントを利用することもできます。
Macにあるフォントを利用する方法
1、Finderを開いて、「アプリケーション」−>「Font Book」を開きます。
2、日本語の中から好きなフォントを選んで、右クリックをし「Finderに表示」を押します。
3、そのフォントをコピペして別の場所に移し、それをGlyphDesignerの「Load Font」から読み込みます。
フリーフォントを利用する方法
これはインターネットで公開されているフリーフォントを探して、先ほどと同じようにGlyphDesignerに読み込みます。 例えば、このようなサイトから探してみてはいかがですか?
フォントの編集
GlyphDesignerを使って日本語を編集しましょう。
日本語の入力
GlyphDesignerの右下に「Included Glyphs」という所があり、ここにゲーム上で使いたい日本語を入力します。 入力が終われば、[update]のボタンを押してください。
フォントの選択
フォントの編集
右側の編集パネルを色々触って、フォントの色やシャドウを付けるかどうかを選択できます。 左下のパネルで大きさを変更できます。
フォントの出力
フォントが作成できたなら、これを出力してcocos2dで使ってあげればiPhone上で日本語を出力できます。 注意点:GlyphDesignerを購入しないとフォントを出力することができません。2500円(日本円)です。
cocos2dでフォントを使ってみる
cocos2dでは、CCLabelBMFontクラスを使って文字を表示します。 こんな感じで新しく作ったフォントを指定してください。 [c] CCLabelBMFont* label = [[CCLabelBMFont alloc] initWithString:"あいうえお" fntFile:"testFont.fnt"]; label.anchorPoint = ccp(0.5f, 0.5f); label.position = ccp(200,200); label.scale = 1.3f; [self addChild:label z:1]; [/c]
最後に
GlyphDesignerは簡単にcocod2d用の日本語フォントをつくることができます。cocos2d以外にも、今結構流行っているUnity3D向けの日本語フォントも作れます。 こういった文字を綺麗に見せることで、他のゲームと差別化させることができますので、細かいことですがプレイヤーに気持ち良く感じてもらうフォントを作成していきたいです。