前回のRigidbodyに引き続き、今回は同じようにオブジェクトに物理効果を付与できる「Physic Material」には、どのようなパラメーターがあるのかを調べてみました。
Physic Material
「Physic Material」を利用すると、オブジェクトの摩擦係数を調整できます。
「Physic Material」は、Unityの画面したにある「Project」->「Create」から作成ができます。
パラメーターの見方
「Physic Material」のパラメーターは以下のように設定ができます。
Dynamic Friction
その名の通り、動いているオブジェクトの摩擦を調整できます。 値は0〜1の間。 0の場合、摩擦がないので、氷の上を滑っているようなります。
Static Friction
こちらは静止した状態にかかる摩擦を調整できます。 値は0〜1の間。 0の場合は、摩擦がない状態です。
Bounciness
反発係数を調整出来ます。 例えば、ボールが壁にぶつかった時に、どれくらい跳ね返るかを設定出来ます。 0の場合は、まったく跳ね返りません。
Fricition Combine
2つのオブジェクトがぶつかった時の摩擦係数の計算方法を設定出来ます。
- Average : 平均 2つの摩擦係数の平均が適用されます
- Multiply : 2つの摩擦係数の乗算が適用されます。 例、a:0.5 b:0.5 摩擦係数:0.5*0.5 = 0.25
- Minimum : 小さい方の摩擦係数が適用されます
- Maximum : 大きい方の摩擦係数が適用されます。
Bounce Combine
2つのオブジェクトがぶつかった時の反発係数の計算方法を設定出来ます。- Average : 平均 2つの反発係数の平均が適用されます
- Multiply : 2つの反発係数の乗算が適用されます。 例、a:0.5 b:0.5 反発係数:0.5*0.5 = 0.25
- Minimum : 小さい方の反発係数が適用されます
- Maximum : 大きい方の反発係数が適用されます。
Dynamic Friction 2 | Static Friction 2 | Friction Direction 2
摩擦係数もしくは反発係数のかかる方向を、個別に調整ができるみたいですが、具体的にどう利用すればいいのか、ちょっとわかりませんでした。 おそらくスクリプトを使って、必要な都度、摩擦がかかる方向を調整するものと思われます。