任天堂−”驚き”を生む方程式 を読んで

感想

任天堂という会社ではなく、エンターテイメントををする立場として見ました。 開発者の立場で考えるのではなく、あくまでお客さまがどう考えるかを考えて行動をすることがいかに大切であるかと考えます。 ゲームは確かになくても生活には困りませんので、この考えをもっていないと成り立っていかないと思いました。 成功を成功と思わず愚直に次ぎに取り組んでいく姿勢はどの仕事にも繋がっていきます。

アップルと任天堂がよく似ていると比較している箇所や、IPhoneのアプリが任天堂を含むゲーム業界の新たなライバルになることなども書かれてます。 Macアプリ開発は素人が参加できる新しいステージになっています。 任天堂も今後の発展にこの参加型の仕組みが必要になると思いますし、実際に「動メモ」と呼ばれるぱらぱら漫画を始めていますがまだそこまで広まってはいません。今後も大きなサプライズを呼ぶプロダクトに期待されます。

メモ

・「受けたいんですよね、要は人々に。受けたいからやっていて、それを受けてくれるお客様の数が多いほど、私たちは自分たちの仕事の達成感が大きくなる。 ・笑顔創造企業。それが娯楽産業のあるべき姿なんじゃないかと。 ・娯楽品は生活必需品とは違い、厳しい目にさらされている、という意識が強烈に植え付けられている。 ・人間が生きるために必要なモノを扱うわけではないので、喜びや驚きがないと見向きもされないし、わかりやすく快適でないとそっぽを向かれてしまう。 ・企業理念という言葉は僕は嫌いだから。参考になるかもしれないが、それでは経営者は大成しないと思う。やっぱり自分で考えないと。だから、そういう言葉は使いません。