昨日、「 聲の形」を見に行ってきました。 原作がある作品なのですが、前情報一切なしで見ました。 イメージしていた内容ではなかったのですが、見て良かったです。
聲の形 感想(ネタバレ有り)
ここからはネタバレを含む感想を書いて行こうと思いますので、まだ見ていない人は気をつけてください。
ニュータイプ 28年10月号 KADOKAWA/角川書店 Amazonで詳しく見る |
見に行ったのは「レイトショー」+「レディースディ」だった関係もあるのか、満員でした。 お客様も、見た目オタク風の人は殆どいなく、若い人が多く感じました。
トラウマ
詳しい内容は見ていただければ良いのですが、この作品は「聴覚障害者」、「いじめ」など、結構センシティブな内容があり、自分として幼少期の思い出を抉られている感覚に陥りました。 時代は変われど、小学生・中学生時代には、「いじめ」があり、変なクラスカーストがあると思います。 私も、田舎出身で全校生徒、同学年が少ない学校だったのですが、「いじめ」の加害者・被害者になったことがあります。 子供にとって学校は世界の全てであり、そこで拒絶をされるということはとても辛いことです。逃げ場所はありません。
今回の作品でも、小学生の頃の「いじめ」の体験が、高校になっても消えずに「トラウマ」となって現れています。 その立ち振舞が、とてもリアルでした。 高校になっても、幼少期の「トラウマ」は消えないのです。おそらく、年を重ねても消えることはないと思います。 よく人は「変われる」と言われていますが、結局の所、成長をしても本質は「変わらない」のだと思います。 これは良い面悪い面あると思うのですが「三つ子の魂百まで」とことわざにある通り、人は変わらないです。
今回の作品では、 「人は変わらない」がその中でお互いのことを「良い点・悪い点」を理解して付き合っていくのが大切、といったことを感じました。
行動
「人は変わらない」と言いましたが、 行動をすることはできます。 行動することは、今までにない結果をもたらすことがあります。 今回の主人公も、後の友人を助けたことで、物語が進んでいきました。 思ったような結果にならない、何かを変えてみたい、と思った場合、行動を変えないと同じ結果になります。 大きく何かをする必要ななく、小さなことを少しづつすることが大切なのだと感じました。
大垣
エンドロールで知ったのですが、この作品のモデルは「大垣」辺りみたいです。 実家から大垣まで1時間ぐらいなのですが、大垣って余りいったことがないです。大垣駅で乗り継ぎをするぐらい。 こんなサイトもあるね。
京都アニメーション
登場人物が全員可愛いのは、流石「京都アニメーション」。 原作に似せて書かれていますが、京都アニメーションらしさがよく出ていました(太ももとか) キャラクター以外も劇場版ということで、凄く丁寧に作られています。 最近、Unityや3DCGの演出周りの勉強をしているので、光の入り方や、色の見せ方など、注目をして見ていたのですが、とても素晴らしかったです。 京都アニメーションの作品、最近全然見ていなかったですが、クオリティの高さは変わっていませんでした。
長年フルメタル・パニックの続編を待っているので、もし京都アニメーションが担当されるのならとても楽しみです。
最後に
原作が全7冊あり、2時間の映画に詰め込んだあたり、かなり端折っているのが、初見の私でも感じました。 また、最後のオチになる部分「聲の形」とは何だったのか、わかりませんでした。 これは原作を読めばわかりやすいみたいでしたが、その辺り映画なので仕方がないのかなと感じました。
聲の形 コミック 全7巻完結セット (週刊少年マガジンKC) 大今良時 講談社 売り上げランキング : 152 Amazonで詳しく見る |
今回の主人公が「Re:ゼロ」の主人公にそっくりなので、映画を見ている最中、とても気になりました。 異世界にいってしまうのではないかハラハラしました。
前売り特典のクリアファイル
時間がなかったので、売店で何も買えず。 前売り特典のクリアファイルとよくある劇場版限定の漫画をもらいました。