先月に、ソーシャルゲーム「Draw Something」のOMGPOPを買収したZynga社。 すでに次の投資先を選定しているという記事が海外サイト「Inside Mobile Apps」に載っていました。 これを見れば、今ノリにのっているZynga社の次なる戦略が見えてきます。
モバイル分野
現在Facebook上で強さを発揮しているZynga社が、次に拡大を検討しているのはAndroid市場です。 Androidの企業を買収することは、長い目で見れば、Zynga社がアメリカの市場だけでなく、今Android市場が急拡大している中国や韓国でユーザーを獲得することが可能になります。 また、アジアのAndroid開発者を獲得することでアジアのZynga現地法人(日本、中国)の助けになるとも考えられます。
GAMEVIL
GAMEVIL GAMEVIL社、韓国の企業で、2つのゲームがAndroidマーケットトップ50の中に入るなど、数多くの人気ゲームを開発しています。
DroidHen
DroidHen社は、「Defender II」というAndroid市場で今最も高い収益を生み出しているゲーム会社です。
Creative Mobile
Creative Mobileはエストニアの開発会社で、スポーツをテーマにしたレースゲームが現在ヒットしています。
ソーシャルゲーム分野
Zynga社ののお家芸ともいえるソーシャルゲーム分野でも、さらなる拡大に向けて以下の、2つの戦略が考えられます。 1、すでに実績のあるゲーム会社を狙う 2、ミクシィやTencentのようなアジア市場に優れたゲーム市場を持っているプラットフォームを狙う
3 Blokes
3 Blokesは、「戦い」をテーマにしたソーシャルゲームを開発しています。出版会社RockYou傘下の会社です。
A Bit Lucky
ネクソン傘下のゲーム会社で、現在MMOの開発をしています。Facebookで「Lucky Train」などZyngaの得意分野の「Ville」系のゲームを作っています。
GameVentures
GameVenturesは、スポーツゲームを中心にFacebook上に多くのゲームを開発しています。特にクリケットや野球ゲームが有名で、現在スポーツのカテゴリに強みのないZyngaにとって良い補完関係になるだろう。
本記事のソース元「Inside Mobile Apps」Who’s next on Zynga’s acquisition list?