連休中なのですが、前から積んでいたNETFLIXの本を読みました。 こちらの本です。
NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX
- 作者:リード・ヘイスティングス,エリン・メイヤー
- 発売日: 2020/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
内容
よくある企業本は会社の歴史を振り返ったり、創業者(またはCEO)のこれまでの歩みを伝記として書かれたりすることが多いのですが、今回の本は、NETFLIXがどうやって大きくなっていったかではなく、NETFLIXの企業文化について書かれています。 ですので、この本を読んでもNETFLIXが過去何をしていた、今どのような事業をしているかはわかりません。
個人における最高水準の報酬を払う
この本の中で自分が1番心に響いたのがこの社内ルールです。 平凡な社員を10人ではなく、一人の優秀な人材のほうが良い成果を生むことができるという考えはNETFLIXだけではないと思います。 自分もエンジニアとして働いている中で、周りが優秀な人が多いこともあり、ゲーム業界で生き残っていくために常にLvを上げ続けないといけないと再認識させられました。
最高水準の報酬
同業他社基準で設定されているので、人を雇用するマネージャー的な人は、この報酬を常に把握しておかないといけないとあり、そのあたり大変だなと感じました。 当然他社はかんたんに報酬を公開しないので、ヘッドハンティング業者に探りを入れて聞くなどしないといけないので、結構水物の値になるなと感じました。 自分も今の水準が業界のどのあたりなのか知らないので、報酬以外にも会社を選ぶ基準はあると思いますが、聞いてみたいなと思いました。
ポジション
この本では、最高水準の報酬は常に変化すると書かれています。 今後どの分野に注力するかで必要なスキルは変わってくるので、需要が下がれば報酬が下がったり、または解雇されることもあります。 自分がやりたいことと会社に求められることが同じだと勉強もしやすいと思いますが、違ってくると修正をしていかないといけません。 会社だけでなく業界のニーズもあるので、今どの分野・スキルが必要になっているのかを把握しておく必要もありそうです。
情報はオープンにする
社員に当事者意識をもたせるために、様々な情報を公開しているのですが、この例え文言がすごくしっくりきました。
野球のルールも説明せずに、写真を試合に送り込んでいるような状況だ。社員は一塁から二塁へ盗塁をしようとするが、試合全体の流れがいまどうなっているかまるで理解していない
個人プレーではなくチームプレーが必要なので、ここの能力が高いだけではなく、今の状況を理解し、それを加味しどう動いていくかが大切だと感じました。 この本の別の項目であげられている「意思決定の承認を一切不要にする」も社員の当事者意識を上げる考えだと思いました。
日本人について
NETFLIXの日本支社についての話も記載があり、それはフィードバックなどのコミュにケーションについてでした。 詳しくは本を読んでいただきたいのですが、文化によって様々な背景があり、それらの人々と働くには「対話」をすることがとても大切だと書かれています。 たくさんの質問をし、好奇心を示すほど、異文化の相手にも適切なフィードバックを与えることができるとありました。
自分はそのような異文化でのコミュにケーションは余り経験がないのですが、同じ文化間での対話はとても大切なのだと感じました。
最後に
NETFLIXに関しては一ヶ月だけ視聴した経験があるので、サービス面についてそれほど詳しくないです。(ウィッチャーのドラマみるために契約していた) ただ、周りでNETFLIXを見ている人が多かったので、興味があり本を読んだのですが、結構考えさせられることが多い内容でしたので読んでみてよかったと思いました。
NO RULES(ノー・ルールズ) 世界一「自由」な会社、NETFLIX
- 作者:リード・ヘイスティングス,エリン・メイヤー
- 発売日: 2020/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)