小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則 (ハヤカワ新書juice)
僕にとって、この「小さなチーム、大きな仕事―37シグナルズ成功の法則」は、これからの人生を歩んでいく中で良い道標となることが記載されています。
37 Signalsは決して大きくない、むしろかなり小さい会社です。(執筆時は約16人と記載があります) 様々なWebサービスを展開しています。特にオープンソースの「Ruby on Rails」を開発したことで日本でも有名です。 話を読むと、ベンチャー企業の話なんですがよくある会社の拡大や上場を目指しているのではなく、自分たちの手が届く範囲で最大の結果が出るように動いていることがわかります。 常に右肩上がりでないといけないと言う考え方の会社が多いですが、 例え会社が小さくとも継続して利益を出していることは素晴らしいことだと思います。
本を読む限り、「37 Signals」、自分が思っている理想をを実現している会社です。 自分の好きな条件で好きなことをやっているだけで収入を得ている。
「37 Signals」の働き方が少しでも実現できるように頑張りたいです。
メモ
- 「現実」の世界とは場所ではなく、言い訳だ。何も試さないことの正統化だ。
- 計画なしに仕事をするのは恐ろしく思えるかもしれない。しかし現実に折り合わない計画にしたがうのは、もっと恐ろしいことだ。
- 仕事依存症患者は、ほどよい時間しか働いていないという理由で、遅くまで居残らない人たちを能力に欠けているとみなす。これは罪悪感と士気の低下をはびこらせる。
- 仕事しかしないのでは、およそ正しい判断は下せないだろう。価値観も狂ってくる。
- 一つのアイデアと少しの自信と少しの勇気があればいい
- すごいサービスや製品を生み出す最も単純な方法は、あなたが使いたいものを作ることだ。
- 一番大切なことは始めることだ。
- 何か本当にしたいことがあれば、他にやることがあろうとも時間を作る。残念なことに多くの人はそれほどでは無いのだ。
- 多くのものは小さくすればするほど良くなる。
- 問題が起こるのは、後に完璧な答えが得られるだろうと期待して決断を先延ばしにする時だ。完璧な答えなどない。明日に決断するも今日決断するも同じだ。
- すでに持っているものや、安く手に入るものをフル活用しよう、大切なのは道具ではない。音は自分の指の中にある
- なぜ行うのか?なぜそれに取り組んでいるのかを自問してみるのが重要だ。
- やめることが最前の方法となりうることを覚えておこう。人はやめることは失敗と関連づけがちだが、時にはそれがまさにいますべきことであることもある。
- 模倣することによる問題とは、理解を飛ばしてしまうことだ。理解はあなたが育てるべきものである。
- あなたの製品やサービスがより少ないことしかできないからといって恥じてはいけない。それを強調しよう。それを誇りにしよう。
- 「顧客が常に正しい」なんて信じてはいけない。注文の多い少数の顧客を幸せにするために多くの人に迷惑をかけ、商品を台無しにしてしまうのは良くない。
- 無名であることはすばらしいことだ。この時こそ、世間にあれこれ言われずにミスすることに使おう。欠点をつまみ出し、思い切ったアイデアを試してみよう。誰も知らないのだから、失敗をしても大きな問題ではない。
- 観客をつくるということは、彼らが興味を持ってくれるということであって、人々の注意を買うのではない。話す、書く、ブログに書く。Twitterにつぶやく、映像を作る。何でもいい。価値ある情報を共有し、ゆっくりと、だが確実に忠実な観客を獲得するのだ。
- プレスリリースは忘れて電話をかけよう。もしくは個人的に手紙を書こう。もし似たような記事があれば、それを書いた記者に連絡を取り、自分の情熱や興味を伝えるのだ。
- 何かコミュニティの手段があるのなら、マーケティングはできる。
- 「1日にして成功」はない。
- 大きな成功はすぐには生まれない。急に金持ちになることはない。あなたがすぐに注目するような特別な存在ではない。誰もあなたに気にかけない。
- まずは自分自身でやってみるまで、誰かに頼ってはならない。ビジネス全面に密に関わるべきだ。でなければ、他人の手に自信の運命を預けることになる。
- 小さなチームの大きな利点は方針をすぐに変えられることだ。大きな会社に違い、素早く動けるのだ。「今日」に視点を合わせ、明日のことは明日に考えれば良い。
- 人を子供扱いすれば、子供のような仕事しかしない。