実際のサイトを見た感想
「クックパッド」というサービスがあることは、知っていましたが、滅多に自炊をしないので実際にはどのようなサイトかは見たことがありませんでした。この本を読んだ後に、見てみると、確かに使いやすいサイトの作りでしたが、少しごちゃごちゃした印象があります。初めて見たので、そんな印象でしたが、使い慣れていくごとに使いやすく感じるのではないか(そうでないと、ここまでの人数を集めることは難しいです。)と思いました。
サービスの基本とは
この本には、すべてのサービス業に通じる内容が網羅されていると感じました。時間が経つと、お客様の視点から、こちら側の視点でサービスをとらえること増えています。「メモ」にも書いてありましたが、非常に細かい点を追求した結果、それがお客様に支持され、広告業者からも頼られる(ウインウインの)関係を作ることが、自然と収益を生んでいくということ。このことは色々な本に書いてありますが、「クックパッド」というサービスがそれを象徴している企業だと感じます。今やっている仕事にもすぐに使えそうな考えが多いですし、これから働いていく上で自分の心情にしていきたいことが多く記載されていました。
メモ
- 就職すれば、どうなるのか。お金の保証がなくなるという怖さという、自分の”弱い部分”を会社に預けてしまうことになるのだ。”自分の弱さ”を会社に預けたら、辞められなくなる。
- 欲しいものが手に入ったところで、幸せになんかなれないのじゃないか。
- ユーザーは広告を見に来ているわけではないんです。なのに、いきなり広告をつせるけられる。謙虚に読み手のことを考え、これなら思いをは伝わるのかどうか?
- クックパットで学べるのは、ゴールのイメージの重要性である。何がゴールかがわからずに、ゴールには到達できない。また、ゴールのレベルが低ければ、結果のレベルも低いままにならざるえない。
- 安易にユーザーに行為を求めたり、説明やマニュアルを読んでください、F&Qを参照ください、みたいなことが、実は僕は大嫌いなんです。優れたモノは無言語なんです。説明が必要なサービスは、やはりレベルが低い。
- 実際、小さなほころびが、場の雰囲気を一気に乱すことは、サイト上でも起こりえる。
- 技術はあくまで手段であり、道具である、ということです。なんのために、技術を使い、そのサービスをするのか。その目標設定が意外になされていないところが少なくないのではないか。
- クックパッドでは、「モノ作り三原則」が定められている。「無限実行」「必ず値段をつける」「無言語化」の3つだ。
- 日本の製品には説明が多い。これではグローバルで戦えない。
- 自分の意志で、成功も失敗もコントロールできる。これなら絶対に成功できる。成功するまでやればいいんだ。
- 必要だったのは、ちゃんと利益が生み出せる仕組み。その仕組み作り、強固にするために資金を使うなら意味があると思いました。
- 広告の送り手側も受けて側も、双方にとってプラスになるマッチングがこれからは問われてくるのだと思います。
- データというものには、どうしても恣意的な意味が加わってくるんです。もともと、こうじゃないか、という仮説があって、それに向かってデータを作っていく、あるいは、アンケートを作っていくことが多々ある。